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JLPT N1 – Reading Exercise 61
親孝行おやこうこうという話はなしをすれば、私わたしはいろんな人ひとに、子供こどもに期待きたいするなよ、ということを言いうんですね。なかば冗談じょうだんなのですが、子供こどもは親孝行おやこうこうなんかする必要ひつようないんだと。なぜかといえば、子供こどもが生うまれる前まえ、そして生うまれた瞬間しゅんかん、それから六むっつ七ななつぐらいまでのあいだに、子供こどもは親おやに生いきる喜よろこびというものを十分じゅうぶん与あたえつくしているのだから、というふうに言いうのです。昔むかし、私わたしの友人ゆうじんでも、生うまれる子供こどもの名前なまえを一生懸命いっしょうけんめいに考かんがえて、暇ひまがあればノートに書かきつけているような男おとこが、おりました。そのことは彼かれの生いきていく上うえでのひとつの喜よろこびだったと思おもいます。そして子供こどもが生うまれる。そのうちに片言かたことでパパ、なんて言いったりする。それから歩あるくようになる。(中略)幼稚園ようちえんにはいり、小学校しょうがっこうにあがる。子供こどもの誕生たんじょうから成長せいちょうの過程かていのなかで、そのつど両親りょうしんは言葉ことばにつくせないほどの人生じんせいの喜よろこびというものをあじわいっくしているんじゃないかと思おもいます。(五木いつき寛之ひろゆき「人生じんせいの目的もくてき」による)