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倒れていた男は、たくさんの人を殺した罪人で、江戸から逃げてきたと言いました。 男は「ありがとう」と言って、すぐに死んでしまいました。 金衛門は男を土に埋めて、ていねいにお葬式をしました。 その年は、夏から食べ物がなくなり、百姓たちがたくさん反乱を起こしました。 次の年の初夏の夜、金衛門の家の前でたくさんの足音や車の音が聞こえました。 金衛門が外を見ると、橋の近くに火の玉が見えました。 家では水が急に出たり、お米がこぼれたり、子どもが空に浮いたりする不思議なことが起きました。 ある夜、外から「金衛門さん…」という声がしました。 金衛門がよく見ると、家の中や橋の上にたくさんの幽霊が歩いていました。 金衛門の家は、亡者が地獄へ行く道の上にあったのです。 そして橋の近くにお墓を作り、亡者の霊をていねいにお祈りしました。