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せいずのたいら

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  2. Detail Artikel

せいずのたいら

N2
22/02/2026332
せいずのたいら
0:00

八丈島はちじょうじまのある集落しゅうらくにおいて、観音菩薩かんのんぼさつを深ふかく信仰しんこうしていたひとりの老人ろうじんが暮くらしていた。彼かれは、最愛さいあいの一人息子ひとりむすこを失うしなったのを契機けいきに、それまで住すみ慣なれた家いえを手放てばなし、自身じしんが所有しょゆうする畑はたけの近ちかくに新あたらたな住居じゅうきょを建たてて余生よせいを送おくっていたという。しかし、その土地とちは海うみから吹ふき付つける強風きょうふうが絶たえ間まなく、極きわめて過酷かこくな環境かんきょうであった。
ある折おり、八丈島はちじょうじまの上空じょうくうを風かぜの神かみが猛威もういを振ふるいながら通過つうかしようとしていた。
風神ふうじんは、自みずからの進路しんろ上じょうに存在そんざいする家屋かおくや畑はたけであろうと一切いっさい容赦ようしゃなく吹ふき飛とばしながら進すすんでいったのである。老人ろうじんは家いえに籠こもり、ひたすら観音菩薩かんのんぼさつに「どうか我わが家やが吹ふき飛とばされませんように」と祈いのり続つづけていた。
やがて、風神ふうじんは老人ろうじんの家いえの上空じょうくうに到達とうたつしたが、驚おどろくべきことに、風神ふうじんが送おくり込こむ強風きょうふうはことごとく家いえに跳はね返かえされ、逆ぎゃくに風神ふうじん自身じしんが雲くもの上うえから落おとされてしまったのである。激怒げきどした風神ふうじんは、さらに強大きょうだいな風かぜをもって老人ろうじんの家いえを吹ふき飛とばそうと試こころみたが、次第しだいに力尽ちからつき、ついには涙なみだを流ながしながら「ここは私わたしの通とおり道みちなのに、塞ふさがれてしまっては海うみに戻もどることができない」と嘆なげいた。
その時とき、突如とつじょとして観音菩薩かんのんぼさつが姿すがたを現あらわし、老人ろうじんに向むかって「これまでお前まえの家いえを守まもってきたが、風かぜの神かみの通とおり道みちを奪うばうわけにはいかぬ。家いえを別べつの場所ばしょに移うつし、風神ふうじんが通とおれるようにしてあげよう」と告つげた。
観音菩薩かんのんぼさつは老人ろうじんの家いえを掌てのひらに乗のせて運はこび、風かぜの影響えいきょうを受うけない穏おだやかな土地とちへと移うつしたのである。風神ふうじんは観音菩薩かんのんぼさつに深ふかく感謝かんしゃし、急いそいで海うみへと戻もどっていった。
この時とき、老人ろうじんの家いえが移うつされた地ちを人々ひとびとは「せいずのたいら」と呼よぶようになった。それ以来いらい、八丈島はちじょうじまでは風神ふうじんの通とおり道みちに家いえを建たてることを慎つつしむ習ならわしが今いまも伝つたえられている。

Sumber: Tổng hợp
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N523%
N423%
N335%
N24%
N117%

Kosakata (12)

観音菩薩かんのんぼさつN2
Kannon Bosatsukata benda
信仰しんこうN2
Iman, kepercayaankata benda
余生よせいN2
Sisa hidupkukata benda
吹ふき付つけるN2
Bertiup kencang, meniupkankata kerja
絶たえ間まなくN2
Terus-menerus, secara berkesinambunganAdverb
過酷かこくN2
KetatKata sifat
猛威もういN2
Kekuatan yang luar biasakata benda
容赦ようしゃN2
Toleransi, memaafkankata benda
籠こもるN2
tinggal, menetapkata kerja
跳はね返かえすN2
Nyalakan lagi, memberontakkata kerja
激怒げきどN2
marah, kesalkata benda
慎つつしむN2
Harap berhati-hati dan hindari.kata kerja

Tata Bahasa (4)

Kata benda + を契機にN2
Menyatakan makna menjadikan suatu peristiwa sebagai kesempatan, titik balik untuk mengubah atau memulai sesuatu. Biasanya digunakan dalam tulisan, bersifat formal.彼は、最愛の一人息子を失ったのを契機に、それまで住み慣れた家を手放し、自身が所有する畑の近くに新たな住居を建てて余生を送っていたという。
Kata kerja bentuk kamus + ことなくN2
Menyatakan makna tidak melakukan sesuatu tetapi..., menekankan bahwa tidak melakukan suatu tindakan melainkan melanjutkan tindakan lain. Biasanya digunakan dalam tulisan.その土地は海から吹き付ける強風が絶え間なく、極めて過酷な環境であった。
Kata kerja bentuk た + 末(に)N2
Menyatakan makna setelah... akhirnya..., menekankan proses yang berlangsung lama hingga mencapai hasil.次第に力尽き、ついには涙を流しながら「ここは私の通り道なのに、塞がれてしまっては海に戻ることができない」と嘆いた。
Kata benda + においてN2
Menyatakan tempat, waktu, atau bidang di mana suatu peristiwa terjadi; bersifat formal, sering digunakan dalam tulisan.八丈島のある集落において、観音菩薩を深く信仰していたひとりの老人が暮らしていた。

Pertanyaan

老人ろうじんが新あたらしい家いえを建たてた理由りゆうは何なにですか?

1/5
A風神に家を壊されたから
B息子を亡くしたことがきっかけだったから
C畑を売るためだったから
D島を離れるためだったから

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