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JLPT N2 – Reading Exercise 79
ふるさとや家族かぞくについて、はじめて意識的いしきてきに考かんがえたのは18歳じゅうはっさいのときだった。つまり、家族かぞくと離はなれて、東京とうきょうで一人暮ひとりぐらしをはじめたときである。かなり重症じゅうしょうのホームシックで、休やすみになるとすぐに帰省きせいした。で、帰かえって何なにをするかというと、特別とくべつなことは何なにもない。ふるさとは、帰かえってみると、実じつになんでもないところである。そして、そのなんでもなさが、ふるさとの魅力みりょくなのだ、と思う。あたりまえのことの大切たいせつさやありがたさに気きづくためには、すこし離はなれて見みるのがいい。ふるさとを離はなれると、ふるさとのよさが見みえてくる。(俵万智たわらまち「101個ひゃくいちこめのレモン」による)